今回は講談社文庫より出版されている【スロウハイツの神様】(著・辻村深月)を読みました。
スロウハイツの神様に行きついたのは、伏線を回収する感じが読んでいて楽しいとの感想が多かった為、読んでみたくなり本書を読みました。
あらすじ
人気作家チヨダ・コーキの小説で人が死んだ。
あの事件から十年。アパート「スロウハイツ」ではオーナーである脚本家の赤羽環とコーキ、そして友人たちが共同生活を送っていた。
夢を語り、物語を作る。好きなことに没頭し、刺激し合っていた6人。空室だった201号室に、新たな住人がやってくるまでは。
※本書あらすじより引用
スロウハイツの神様を読んで
文庫本のスロウハイツは上、下巻の2冊で構成されています。
上巻では、スロウハイツに住む6人の住人の話であり、一人ひとりに焦点を当てた内容になっています。
その為、少し話が長ったらしいかなぁと思うのですが、個性豊かなキャラクター達の話のため無理なく読むことが出来ました。
スロウハイツの神様は下巻から一気に話の展開が変わっていきます。
本書を読み終わるころには、随所に散りばめられた伏線がしっかり回収されており、最後は少し切なく、それでいて心がとても暖かい気持ちになれる本です。
ジャンルはミステリーやサスペンスとなっていますが、青春小説のような内容になっています。
↓本を読み終わった後に、ふと表紙を見たら「おっ!」っと思わず声に出していました。[amazon_link asins='406276556X' template='custom' store='kurosawa052-22' marketplace='JP' link_id='c9e42776-f7c9-11e8-a9dd-07234b26af6f'] [amazon_link asins='4062765578' template='custom' store='kurosawa052-22' marketplace='JP' link_id='d38ab548-f7c9-11e8-9aed-0958e0ec6aaa']
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